スロートレーニングとは筋力トレーニングの一つの方法の事で、軽めの負荷でゆっくりとした動作でおこなうトレーニングです。常にゆっくりとした動作が成長ホルモンの分泌を促しより効果的に身体を鍛えることが出来ます。
更に怪我へのリスクも少なく、高齢者にも安全におこえる方法でもあります。
スロートレーニングでは常に筋肉が力を入れている状態になります。この状態では筋肉が血管を圧迫し続け、血行不良を起こします。血行不良になると酸素不足が続き、常に無酸素運動をしている状態になります。この状態が続くと脳の下垂体と呼ばれる所から成長ホルモンの分泌が行われます。
成長ホルモンにはタンパク質の合成(筋肉を作る働き)、脂肪分解の促進、軟骨の成長の促進、免疫細胞の機能増強など様々な働きがあります。
特に人は年齢を重ねると1年で筋肉が1%減少すると言われています。その多くが速筋と呼ばれる素早く大きな力を発揮する種類の筋肉が減少していくと考えられています。
効果的にスロートレーニングを行うことは、この速筋の減少を抑制するだけでなく、高齢者における寝たきりの予防にも繋がり、健康寿命の延伸も可能であると言えます。
専用のなわとびを使い運動を補助的にサポートすることで、筋力の向上や柔軟性の向上などをより効果的に行います。体力に自信がない方は縄跳びを両手で持ちストレッチを行うことや、足にひっかけて動きを補助しながら運動を行うなど縄跳びの使い方は様々です。
もちろん通常の跳ぶことも可能ですので、体力レベルに合わせたプログラムを提供することができます。
バランス能力とは身体の奥にあるインナーマッスルを中心とした筋肉でバランスを保っています。しかし、年齢を重ると徐々に筋量が減少していきます。当然筋力も減少していきバランスを保つことが難しくなってきます。そうすれば日常生活で支障がでるだけでなく、ちょっとしたことで転倒し、骨折などの危険も伴います。それらを予防する為にインナーマッスルを中心とした筋肉をトレーニングし、バランス能力を高め転倒や骨折に対するリスクの軽減を致します。
高齢者は1年で約10%から20%が転倒をしていると言われています。
そして、大腿骨頚部骨折(股関節の骨折)の原因の8割は転倒に
あると言われています。他にも、転倒の恐怖から歩くことを拒み
不活動から筋力が低下し、寝たきりに繋がるという影響まで与えて
しまいます。転倒の原因には多種多様あり、それらが相互的に関係することで起きると言われています。
転倒予防運動では主に下肢の筋力低下や持久力の低下、歩行機能の低下に焦点を搾り、それらを改善する取り組みを行います。
団体に所属する理学療法士が要介護認定をされてしまった高齢者に
対して、リハビリ訓練を行っていきます。
脳卒中などで麻痺が残ってしまった場合など、身体機能障害の回復の為の運動療法や筋肉が固まってしまった箇所に対してのマッサージなどを
行っていきます。